ガソリン生活
車が喋る!
車と人間、二つの視点で事件の真相を追う!
ほのぼの冒険譚。
⭐︎お勧めしたい人⭐︎
ほのぼのしたハッピーエンドな話が好きな方。
(ミステリー大好きって人には物足りない。全然謎解きとかなく受け身)
動物もの、可愛いものが好きな人。
(喋る車のデミオがめちゃくちゃ可愛い)
結構長くて若干ダレるので、さら〜っと読める人。
◉感想◉
デミオがめっちゃ可愛い!!!
この本を読もうと思ったきっかけは、ズバリ、車が喋るから!
わたくし、動物が大好きなんです。
車が喋ったら、私にしてみればそれはもう・・・動物!
なんていうの?人間じゃないもので意志を持ったものは、
すべからく私の好きなものに分類されるのです・・・!
(あっ、でもたまに出てくる意志を持った殺人マシンとか・・・
意志を持ったゾンビとかは対象外だからな・・・
あ、これ、定義難しいw)
まあ、とにかく。
デミオが可愛い!
※デミオとは主役の二人組が乗ってる車です。
でも車は喋るけど、人間には全く聞こえていません。
車は車同士でしか喋れないのです。
なのでこの話は、”車同士の会話”と”人間の行動”を中心に
事件の核心に迫っていきます。
これ書くの難しいだろうな〜って、読みながら何度思ったことか。
車と人間で意思疎通できないから、事件の核心に迫れそうでいて、
どこかピースが足りないんですよね。
それでページ数がどんどん増えてゆくw
車が喋るっていう意外性がなかったら、
事件そのものは結構「いや、それ無理でしょ」な展開が多いので
ほのぼのとした車とその持ち主のやり取りを楽しむぐらいが
ちょうど良いな〜と思います。
深く突っ込んで考えたらいけません。笑
一番感心したのは、車の会話の描写!
色々な車の部品を、人間の体に見立てての描写が面白い。
あ〜そこがそれかー!わかるー!となります。
楽しいです。
もちろん、人間のキャラクターも愛嬌があります。
ただ10歳の弟は大人び過ぎてて、こんな子見たことないけども笑
でもこの子が子供らしさも駆使しながら事件を解決していくので、
ストーリー的にはやはり10歳が妥当だったろうなあとも思います。
この子の場合は、話のテンポが良いから読みやすかったし!
(あのね〜、えっとね〜、を繰り返す私は見習わなければ)
事件の解決までの流れを楽しむというよりは、
キャラクターたちのやり取りを楽しむ本でした!
デミオ可愛い!
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