七夕にベルリンで芋を焼く
今日は七夕!ベルリンは雲ひとつない天気で、星が綺麗に見えるよ!夏の大三角形は見えないけど、彦星と織姫は無事に会えた事でしょう。
そして今日はベルリン最後の夜。旅行中だというのに、だらけきっている私は、今日も11時に起きました。寝たのは深夜3時…ドラマを観ていたのだ。ベルリンに来てまで何をしている。
いや、だけど、旅行中に無理は禁物!それに日が長いから、遅く行動しても、だいぶ長いこと観光できるのが、ヨーロッパの夏の良いところ。ちなみに21:30ぐらいに暗くなりはじめるよ。
今日はベルリンに来たら絶対外せない、ベルリンの壁をみるのが目的!地下鉄に乗ってベルリンの壁近くの駅まで。途中ですごくドイツっぽいかっこいい建物を発見!
これは地下鉄のレールだった!橋の上を電車が走るよ。この先には駅が。私は終点の一つ前で降りたんだけど、この線路を通って終点から歩いても、壁までは距離変わらなそうだったよ。たしかU1の終点。
ベルリンの壁は徒歩すぐ。人が沢山向かってるから分かりやすい。
一番人気のイラスト。
良いセンスしてますな!
壁の前では変なパフォーマンスもあった。箱の中にボールを入れてそれをごちゃごちゃに動かして、どの箱にボールが入ってるか当てるゲーム。なんと一回5ユーロ!うそだろ、たかっ。見てると、おじさんにあてられた人が、なんの躊躇いもなく5ユーロを渡して箱を指差して負けてる。
…いやいや、おまえら絶対グルだろ!普通の観光客は指さされて、すぐに5ユーロ出しません出せません!すごく早いテンポで行動してて前を通りかかった時に、「ウーマン!ユー!」と言われたけど、無視して素通り。
それから壁沿いにずーーーっと歩いていく。意外と長いんだね。まあこれがドイツの東西を区切ってたわけだから、国境の果てまで続いてたんだけども。そう考えると、よくこんな壁を作ったよ本当に。逆にここ以外の国境には壁なんてないのに、やっぱり同じドイツの中だから、壁を作って可視化しないといけなかったのかな。
そのあと、ユダヤ人の慰霊碑を見に行きたかったから、電車代をケチって歩くことに。Googleマップがあれば迷子知らずさ!そっちの方角に適当に歩いてみることに。
そしたら途中、並木道のすごく気持ち良い場所があったんだけど…そこでホームレス街を見つけてしまった。確証はないけど、たぶん、あれはホームレスの土地だった。木々に囲まれた、教会の近く。そこだけ木の板でぐるっと囲まれていて中が見えない。通りかかった時にちらっと見たら、意外にも若い男の人がいたけど、身なりが良くない。…やべえとこに来ちまった。
上の写真の右側がホームレス街。こんなに綺麗で平和な並木道なのに…。
そこでちょっとビビったから、人の多そうな方に向かって歩くことに。まあ確かに人は増えた。人は増えたしお店も増えたんだけど、、、なーーーんか雰囲気がよろしくない。まず観光客がいない。それから移民多い。街が汚いし、落書きの数もやばい。歩いてる人もなんかやばい。たまーに普通に見える人も歩いてるから大丈夫と言い聞かせて、なるべく「現地人ですー」みたいな顔してすたすた歩いた。街を通り抜けると今度は住宅街に出たんだけど、ここもまた移民が多い。前を歩いてたカップルが突然立ち止まりキスをしだし、あろうことか、彼氏が彼女の尻を揉み出した。なんだなんだ?どういう会話してたら、道の真ん中で突然そんなキスしたり尻揉み出す?え??びっくりだよ。
後から調べたら、そのへん、ベルリンの治安悪い場所だったみたい。話しかけられたり、襲われそうっていう危機感はなかったけど、なにやら人々の視線が痛かった。何もなくてラッキーだったのかもしれない。
なんちゅーかベルリンに関しては、事前に調べることをせずナメてかかっていたから、これから気をつけないと!
それから延々と歩いていたら、チェックポイントチャーリーに出た!何が何だか知らないけど、とりあえず写真を撮る。
ここは東ドイツと西ドイツの国境にある、国境検問所だったんだって。道のはじには、ここから先はアメリカの管轄外って書かれた門もあった。(例によってうろ覚え)。
でもこういうのを見た時に、事実として起こった出来事と受け止めるのって、なかなか難しいよね。
そしてトイレを探す。トイレ行きたかったんだよ。でもトイレがなあい。うおお…困った。仕方ないから進み続ける。すると今度は、テロのトポグラフィーというものに遭遇。
なんとこんなところにも、ヒトラーがどんな事をしたのかの展示が…!ユダヤ人虐殺の他にも、武力行使による政治によって殺された人たちが沢山いたんだね。
それから更に進み続けて、ポツダム広場に出た!そこにショッピングモールもある!と、と、トイレー!
ということで、モールのトイレへ。例に漏れずここもお金がかかったよ…はあ…ドイツはどこに行ってもトイレのお金がかかるのね…。
実はこの日の目的はもうひとつ、薬局へ行くこと。ドイツ語でApothekeというんだけど、目薬が欲しくって!調べ物のしすぎで、ドライアイが進行してやばいんです。それに薬局に行けば、人々の暮らしが見えると思って。
一通り見てみたけど、目薬がない。受付の人に聞いてみたら、目薬はカウンターの内側に置いてあるみたい。何のために目薬が欲しいのか?って言うから、ドライアイがひどくてって伝えたら、一個だけ持ってきてくれた。ふむ、選択肢なしか。箱にはDry eyeって書いてあった。ふむ…優柔不断にはありがたい。
めっちゃ小さくて8ユーロ。結果、買わずw 日本から送ってもらうことにしました、使い慣れたやつ。なにせ旅行中だから、万が一目に異常が出たらさいあくだからね。
ちなみに薬局に面白いものが売ってた!それはまた後日調べて書くね。ハーブを使った薬を発見したのだ。パンフレット貰ってきたから、訳さないと。
こうしてトイレを済まし、薬局でのミッションも終わったから、ユダヤ人の慰霊碑へ!
ここはドイツ人の友達が、一番行って欲しい場所っていうことで教えてくれたの。正直これの何が慰霊碑なのかが謎なわけだけど…亡くなった人たちの名前が彫られてるわけでもなく、違う高さの石が規則正しく並んでる。まるで迷路みたいだった。
ちなみに正式にはこれは記念碑。でもユダヤ人の冥福を祈って建てられたのなら、記念というより慰霊碑だと私は思ってる。
さてさて、ここまで来たら、そのまま向かう先は…ブランデンブルク門!の前にある、サッカーのパブリックビューイング!
入り口で荷物チェックと身体チェック。中に入るとたくさんの人たちがビール片手に、大画面のサッカーを観ている。
うーん、いいねえ。夏だね!イングランドvsスウェーデン!結果はイングランドの勝利!
途中まで中心あたりで観ていたんだけど、試合終了の5分前ぐらいに端っこへ移動。というのも…ここ海外だからね。試合終了と同時に何が起こるかわからん。遠くから眺めてようと思ったら案の定、イングランドの勝利が決定した瞬間に、空に舞い上がるビールw イングランド人が持ってたビール投げてるww ビールの雨ww 退散しておいて良かった…!
それから帰宅〜。の途中に、ついに本屋を見つけたー!!観光地を歩いてるだけじゃ、なかなか本屋さん見つからなくて!ずーーーっと、Into the wildを読みたくって。でもなかなか見つからないのよね〜。で、たまたま見つけた駅の中の小さい本屋で、英語の本のコーナーを見てたのよ。そしたら…出会ってしまった。
私のための本!動物が何を考えているのか!豚は賢いとか、色んな動物の生態の秘密が明かされる!本当はこの人の前の本、木の気持ちについての本が読みたいけど、それはなかったぜ…
この著者はドイツで20年以上森林関係の仕事をしていたんだって。今は動物たちに住む森を返すためドイツの森を管理していて、自分の周囲の自然や動物たちから学んだことを通して、森林や動物の生態に関するリサーチをしてるんだってさ!アリストテレスみたい!何で読んだかは忘れたけど、アリストテレスはね〜動物の生態を調べるために、めちゃめちゃ動物を観察したんだよ。確かその話を読んだ時の第一印象は、しつこそう、だったかな笑 詳しくは忘れたけど、そこまでしたのかアリストテレス…って思った笑
ドイツの本は、薄いから良い!英語の本って大体分厚くてすごいページで持ち運ぶのに困るんだけど、ドイツ語の本って結構薄い本も多い。まあ今日買った本は英語の本なんだけど!
他にも雑誌コーナーで、grüne Apotheke っていう、すごく良い雑誌も見つけた!!緑の薬って感じかな?色んなアロマオイルの作り方だったり、ハーブティだったり、花の育て方が載ってたよ。欲しかったけど…ちょっと重たいんよなああああ。今は我慢。ドイツを去る時に、色々買ったものをまたまとめて送ろうと思う!
そんなこんなで、毎日11時に起きて引きこもりがちだったものの、ベルリンでやりたい事は出来た!良かった!家に帰ってからは洗濯!それから…料理!
というのも、じゃがいもと人参が大量に余っていてなあ。置いてってもいいんだけど、ふと思いついたの。ベジチップスにして持っていけば良いと!
これがまたね〜面倒くさい。なんで思いついてしまったんだろw 薄く切るのがめっちゃ大変だった。結果、人参は失敗ww チップスにならず、ただのグリル人参笑 これを人前で食べるのは恥ずかしいから、晩御飯のパスタに乗っけて全部食べたわ。人参3本分ww
ポテチ作ってたら、あっという間に23時だわ。くそう…余計な時間をくってしまった。ああ…ベルリンの夜が終わるー。この快適な一人暮らしも終わりかあ…明日からはホステル生活だ。頑張るぞ!
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