ハンブルク覚書とぼやき
いま、私は戦っています。強敵です。いつも痛い目にあいます。みんなも知ってるあいつ、そう…大腸さ!!!
つまり…トイレ行きたいのさ!!!
しょっぱなから汚くてごめんなさいw でもこれ生理現象だからしょうがない。まあいうなよって感じだと思うけど、これが普通の腹痛ならなんも言わないさ!今までの経験から、どうも食あたりじゃないかと私は踏んでいる…!
日本じゃ食あたりなんて滅多になかったのに、外国に来てからというもの、しょっちゅうかかってる…だから分かる。なんかいつもと違うってことが!本当はまた旧市街を歩いて、ショッピングモールも行くつもりだったのに!途中から体調の異変を感じ帰ることに。今、電車の中。最寄りの駅まで40分、ブログを書いて気を紛らわす作戦。途中でピークがきて降りたとして、その駅にトイレがあるかも分からないこの恐怖。でもまあノルウェーの地下鉄よりは希望がある…!ノルウェーの地下鉄はことごとくトイレないからな!みんな朝お腹痛くならないのかな!!
今日は、そもそも朝からついてなかった。いや、良い事もあった。順を追って話そう。
まず荷物を送ろうと思って、郵便局へ。なかなかの列。箱を買うために一回並ぶ。そこで荷物をはかってもらう。DHL便一択。2キロまで16ユーロ、2キロ以上だと46ユーロ。まさか2キロもいくなんて思ってなかったのに…箱入れて、なんと2.6キロ!!!600グラムオーバー!!困った。たった600グラムオーバーで料金が跳ね上がるんだもん!
なにか捨てようかとも思ったけど、捨てられるものがない。お金なんて使っちゃえば忘れるもののために、これまで一緒に旅してきたものを捨てるのもな…と思って、払うことに。(たまに重すぎたり荷物が入りきらなくなって、泣く泣く置いてくる服もあったけど…)。今回はお金で解決できたからね。
うおお…じわじわお腹の痛みがきてる…!
郵便局のおじちゃんが優しくて助かった。テープとか持ってなかったけど貼ってくれたし、箱組み立てるのも手伝ってくれた。他にもお客さんいたのに、わざわざカウンターから出てきてくれたのよ…!ありがとう。こうして600グラムオーバーのまま46ユーロを払おうとしたら…郵便局なのに、まさかのクレジット使えない事案!!うそだろー!?
待ってるからおろしてきてって言われて、店頭のATMへ。50ユーロで足りるよねって再確認したうえで引き落としに行ったのに、なんと、焦っていて500ユーロもおろしてしまった…!!!がーーーん!!!こんなにいらないよー!出てきたときのお札の分厚さにびびったわ!
でもまあユーロだったから良かったよ。他の国でも使えるからね…。これがノルウェークローネだったらさいあくだったね。
それから中心地に行くために切符を買ったの。電車が出ちゃう!と思って急いで買ったら、なんと釣銭切れ?でお釣りの代わりに紙が出てきた!なんじゃこりゃーーーー!!!ちっとも分からん!!!地下鉄の窓口に持ってってお金を返してもらおうと思ったら、窓口なんてものがない。なぜだ??紙に名前とか色々書くところがあったから、もしかして、後日振込のパターンか?なんて不便!1.7ユーロだったから、もう諦めたよ…でもこれが5ユーロ以上だったら悲しみは倍なんてものじゃないぜ?
なんだか今日はついてない気がするなあと思いながら、シャウツェン地区へ向かう。昨日ハンブルクの見所を調べたとき、シャウツェン地区がトレンドだって書いてあったもんで。
そしたら案の定、行き方を少し間違えてしまった。なので地下鉄を乗り換えて、目的地に向かうことに。いつも家に帰るときに使うのはU1なんだけど、シャウツェン地区に行くのはU3。これが3〜4駅だけだけど、地上を走るの。それも海沿いでちょうどコンサートホールや赤レンガ倉庫が見える上に、モノレールみたいに高い所を走るから楽しい!んーこれは間違えて良かったなあと思う出来事だった!
シャウツェン地区は、思ったよりガラ悪いっつーか汚い。本当にドイツか。ストリートの壁一面にスプレーの落書き。歩いてる人も時々やばい人いた。昼間だからいいけど夜は無理だわこれ。可愛い服屋さんとか、カフェたくさんあったけどね!
ふと小さなテラス席が目に入って、看板見たら Death pressoの文字。ううん…こわっ。でも面白い!私のキャラにはちょっと…とビビって通り過ぎようとしたんだけど、なんとなーく気になったから、ふらっと寄ってみた。
そしたらバリスタのお兄さんが、かっこいい!なんといっても優しい!私な男性も女性も刈り上げに弱いねん。特に、男性の頭下半分刈り上げてて、上半分は長髪おだんごってのにめちゃめちゃ弱い。このお兄さん、それがめちゃめちゃ似合ってた。そんな人がラテアート書いてるとか、もうギャップ…!カウンターの真向かいに座って、めっちゃお兄さん見てたわ。
ところでこのカフェには、アイスコーヒーが3種類ぐらいあった。
まず、普通のアイスコーヒー、エスプレッソを水で薄めたものと牛乳。
カフェクリームコーヒー、クリームがのってるんじゃなくて、エスプレッソの上澄みのクリーミー部分を使っているという、よくわからないけど、多少水で薄めたもの。
そしてアイスコーヒー。アイスコーヒーにミルクとクリームがのってるもの。
なんとドイツではアイスコーヒーって頼んじゃうと、クリームやアイスが乗ってるものが出てくるんだって!
Iced coffeeっていえば普通のコーヒーらしいんだけど、そんな微妙な発音は聞き分けきれない。それでよくお客さんとファイティングするよとお兄さん。かわいい。ドイツでは、アイスコーヒーを水で薄めて牛乳を足すのが一般的らしい。
ここはお勧め!自家焙煎だったし、コーヒーおいしかったし、なによりカフェの居心地が最高!かっこいいお兄さんがいなくても、ソファ席でまったーりできる。こじんまりしてるけど全然他の人は気にならず、大きくあいた窓から入る風が心地よい。音楽もデスプレッソなんて、メタルっぽい名前の割に、爽やかな曲が多い!ロックとポップを混ぜた感じで、ハワイの海沿いドライブに似合う曲!スタッフのお兄さんたちのやり取りも微笑ましかった。仲良し。中世的で優しいのに、ガタイ良くて男らしい男性って、どうしてあんなに最高なんだろう。
だめだ、全然駅につかない!駅につかないどころか何故か乗った電車が直通じゃなくて、途中駅でおろされた!!おいおい次の電車いつ来るのよ?こちとらエマージェンシーなんだよ!もらしたらどう責任とってくれるのよ!!あっ風が…冷たい!足が冷える!やめてーやめてー!お腹にくるでしょー!なりふり構ってられないのでしゃがむ。
さて、カフェでちょっと気分が良くなり、ハンブルクに来たからにはシーフードを食べなければと思って、ちょっと高級そうなレストランに行く事に。
その途中ではからずも、マニアックな観光地と化してる歓楽街を通った。明らかに雰囲気違うし、やばそうな人増えた。なによりセックスハウスを見つけた。
全くセクシーじゃない女性が呼び込みしてた。こんな昼間から。堂々としてるし大通りに面してるし、ドイツやべえ。
歩いて歩いて、やっとレストランに到着!エビのパスタと白ワインを注文。美味しかった!でもなんていうか日本でも食べれる味だった!美味しかったけど、悲しい出来事が…。ここロブスターが有名らしいんだよね。アメリカとカナダから輸入してるんだって。目の前に座ってる夫婦がロブスター料理を注文したらしく…、まだ生きたままのロブスターが皿に乗ってやってきた。え?ん?なぜ一回見せに来た?新鮮ですよアピール?その時、私のネガティヴスイッチがオン。
このロブスターは、水中でも地上でも呼吸ができる点で、人間より優っている。それにも関わらず、私たちに食べられてしまう。食べられるだけなら仕方ない。だがしかし!食べられる前にわざわざ鋏にバンドをつけられて、皿に乗せられ、人間の前に差し出される必要があるのか!?そんな自分(ロブスター)を見て、人間が「これからこれを食べるのね〜」なんて、笑っている恐怖たるや!この立派に育った、ロブスターちゃんは、生きたまま茹でられてしまうのか。しかも曲がらないようにって、生きたまま背中に串を通されたんだろうか…!うおおおおお。
真剣にロブスターの痛覚について考えてしまった。せめて一思いにしてほしい。曲がっててもいいじゃない。人間って残酷…。見栄えのために、相手が生き物であることを忘れていないかい…?
生きてるロブスターちゃんを見て、彼がその命を差し出してくれたこと、美味しいものを食べて幸福感をくれるだけじゃなくて、命を支える食べ物となってくれた事に、感謝するための献上儀式だったんだと思う事にした。
ただの食事が、とんでもない哲学の時間になってしまったぜ。
それから赤レンガ倉庫街へ向かう。それにしても暑い!海沿いを歩いていると、だんだんとお腹が痛くなってきて…生理痛もあって、なんだかお腹の雲行きがあやしい。でもまあ大丈夫かなーと思ってたら、突然の便意…!吐き気もするし、これはただの腹痛じゃないぞやばいやばいってなって、一番近くにあったトイレありそうな場所がこれ。
ビーチ笑 屋外駐車場みたいなところに砂敷いて、チェア置いて、浜辺気分が味わえる場所笑 トイレは使えたものの50セント…!くそう…トイレだけに。そこのトイレで小銭番してるのが、おそらく、移民の方。バーで華やかに若いギャルたちが働いてるかげで…。出てく時に「サンキュー」って伝えたら、」サンキュー」って返してくれたよ。
こうして第一の危機は去った。その後はちょっとクラクラするものの、お腹の痛みはひとまず去った。そういや今日コーヒーとワインしか飲んでなかった事を思い出して水を飲む。なにせこの炎天下だからな。水はこまめに取らないと、熱中症にかかっちゃう。不思議なことに汗かかないんだよ今日。今気づいたわ。
ところで、家に着いた。あれからお腹痛いのは一度もない。今はビール飲みながらサッカーみてる。家に帰ったらビルジットが、今日は忙しいから飲み会できないわって。うんうん、そうなるだろうなとは思ってたから大丈夫だよ。仕事が大変みたい。サッカーみてたら、つまみにどうぞってブラックチェリーくれた。優しい…!とある出来事で人の優しさを素直に受け取れられず、裏切られる事に怯えてたんだけど、最近会う人みんな最後まで優しいから大分傷が癒されてきた。笑 って、どんだけ引きずってんねん!(彼氏にフラれたとかではないw)
荷造りしてみたら、たった2.5キロ減っただけなのにだいぶ軽くなってスーパーハッピー!カリマーちゃんは相変わらず重そうで、みしみし言ってるのが心配だけど。
あー!!!日本が1点決めたー!!すばらしーおめでとー!なぜこう突発的にガッツポーズしてしまうのだろう、がんばれがんばれ。私がついてなかった分、きっと日本は今日ついてるよ。
旅中、ずっと自分の旅のルールを考えてたんだよね。特にどこにお金をかけるのか。美味しいもの食べたいしなーと思ってたけど、今日のパスタではっきりした。
ルール2、外食する時は郷土料理にする!それ以外は自炊!
おや?ルール1なんて今まで見たことあったか?と思ったあなた。素晴らしい。ルール1はまだ言ってません。どどん!
ルール1、暮らすように旅をする!
これがまた難しいんだよー。なにせ1人で旅行してると考える時間が多くて、色々止まらん。暮らすように旅する目的は、その国の生活を通して自然との関わりを知りたいからなんだけど…。暮らすようにって難しい。なにせこちとら旅行中でもあるから、博物館や有名なスポットとかも行きたい。限られた時間の中でとなると、歩き回ってて1日が終わってる。
私がノルウェーにいた時、あーここで暮らしてるんだなーって思ったのは、家に向かうバスや電車の中と、鍵を使って家に入った時と、部屋のベッドに寝転んだ時と、日用品をスーパーで買ってる時かなあ。
…おや?これらの条件を達成できる手段があるぞ?そう、ぶっちゃけAirbnbならそれが達成されるのだ。だからこの旅は、少なくともドイツにいる間はAirbnbを積極的に使っていきたい。
とはいえー、今もAirbnbで3泊してるけど、観光地ばっか巡ってたせいか、全然暮らしてる気分にならない。住宅街をスーパーの荷物持って歩いてる時は少し感じだけど。
なんだろう、旅してる感覚もここに住んでる感覚もない時がある。宙ぶらりんの我が魂。知らない場所にいるのが日常なの。海外にずっと住んでたからかな?日本と全く違う風景の中にいる事にも、ドイツ人たちに囲まれて地下鉄に乗る事も、全然違和感を感じなくなってしまった。
郵便局にいった時も、観光客です!って気分ではなかったしな。かといって、ここの住民です!って気分でもない。うーーーーん。
なんかもう、そもそもそういうくくりに当てはめようとするのがナンセンス?あー私の気持ちを分かってくれる人と話したい!
おいおいー2点同点に追いつかれちゃったよやばいじゃんー。監督が超困ってるw
とりあえずドイツでの目標は、ちょっとでもドイツ人の自然との関わり方を知る事。やっぱしファームステイに行くべきなんだろうかな〜。ベルリンの後、ノープランだし1週間なら行けるなあ。ウーフーチェックしてみるかなあ。
さて、最後にハンブルク覚書。
ハンブルクはドイツ第二の都市。運河が通っていて、港もあって、貿易も盛ん。バスは乗ってないけど、地下鉄電車の乗り方はシンプル。短い距離なら片道1.6ユーロ。中央駅には観光案内所、コインロッカーがあるよ!
街並みは昨日も書いたように近代風の窓ガラスばりのビルと、煉瓦造りの古風な建物が入り乱れていて、不思議な感じ。うまいことお互いが馴染んでる。中心地は都会って感じで、全然スーパーとか見つけられなかった。旧市街と新市街で、雰囲気が全然違う!新市街の方が明るい。
旧市街の赤レンガ倉庫は圧巻!赤レンガ倉庫をみるお勧めのスポットは、地下鉄U3で中心駅に向かうとき!笑 右側の席に座ると、赤レンガ倉庫が高いところから見渡せるよ!
治安については夜は出歩いてないから分からないけど、観光地では全然危険を感じなかった。シャウツェン付近の、狭い道を行くときはちょっと危険を感じた。大通りでもガラの悪そうな人が多い。中心地にはホームレスが結構いた。変な事呟いたり叫んでる汚い人も結構みた。第二の都市だけあって混沌としてる。バックパック背負って電車の切符を買おうとしたら、変な男が切符売ろうとしてきた。チケットには日付と値段が書いてあって、値段だけ見せてきて売ろうとする。こういう時は目も合わせず無表情のまま、ノーセンキューを貫く。すんなり退散してくれた。
電車の困ったところは、地下鉄の駅に駅員がいないこと。チケットの買い方が分からない人は、大変かもしれない。でも全然難しくないよ!画面にすでに1.6ユーロか、3.3ユーロって選択肢が出てるから。私はなにせ電車で45分の終点に住んでるから3.3ユーロだけど、近いなら1.6ユーロとりあえず買っておけばいいんじゃない?改札ないから閉じ込められる心配もないし。ただ見回り来た時に、罰金請求されるかもしれないけどw 事前にドイツの電車のサイトで値段調べていったら間違い無いと思う。
あと今日みたいに釣銭切れで、お釣りのかわりに、よく分からない紙が出てくる。中央駅でも地下鉄の会社のカウンター探したけど見つからなかったから、泣き寝入り。旅行者には厳しいシステム。だから出来ればチケットはカードで買う事を勧める。たとえ1.6ユーロとかでも。もしくは2ユーロとか、釣りが万が一戻ってこなくてもダメージが低いように。
カフェでお勧めなのは、なんといってもDeath presso!エコロジカルコーヒーを沢山扱っていて、店内の雰囲気が最高!マキアートのラテアートが超可愛いの!ミルクの白い泡に、エスプレッソで模様を描くバージョン!もちろんカフェラテを頼めば、ラテアートをしてくれるよ!
赤レンガの建物が多い中で、ニコライ聖堂はバロック式?で、見た目がすごくかっこよくて古いから必見!(正式名称は、聖ニコライ教会廃墟だそう) 古いもの好き、歴史好きにはたまらんぜ。
国立美術館は、印象派好きには物足りないかも。ロマン派が好きなら、きっと楽しいと思う!
レストランやカフェは、旧市街にはあんまりない。パッサージュ近くや、シャウツェン通りの方が沢山あった!
こんなところかなー。
明日はベルリンに移動だー!ベルリンはもっと都会なのかなあ。ハンブルクは水と緑の都っていわれてるんだって。うんうん納得。ベルリンに着いたら衝撃を受けるかなあ…
心配なのが、泊めてくれる人から鍵の受け渡しの連絡がこないことよねw ちゃんと泊まれますように!
ばいばいハンブルク。
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